【室蘭】新日本石油(東京)は十四日、ロシア・サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」で生産された原油を、グループ会社の新日本石油精製室蘭製油所に直接輸入する。サハリンの原油が道内に直接輸入されるのは初めて。輸入量は約六万四千百キロリットル。サハリン沖の海上掘削基地で中型タンカーに原油を積み込み、六日にサハリンを出港。富山県内の新日石グループの製油所で一部を降ろした後、室蘭製油所に陸揚げする。
新日石は二○○四年から三年間、サハリン2から輸入した原油を、鹿児島県喜入の備蓄基地で性状分析などをした後、国内各地の製油所に移送していた。だが、室蘭での精製が可能で、輸送経費の削減につながることから、室蘭への直接輸入に踏み切った。
今回の原油輸入は長期契約ではなく、一回限り。室蘭製油所は「機会があればまた受け入れていきたい。輸送経費の削減のほか、原油確保の新たなルートとしても期待できる」としている。
(北海道新聞 引用)
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